3月に発表されてから発売まで随分時間がかかってしまいました。オフロードモデルのWR250Rは11月16日、モタードタイプのWR250Xは11月30日が発売日。ヤマハとしては本当に久々のニューモデルです。
なんといっても注目なのは細部にわたって新設計されたエンジン。競技車の方のWRやYZに採用されているエンジンとも全く異なった、完全な新設計です。77.0×53.6mmというビッグボア&ショートストロークで、しかも11.8という高い圧縮比。これまでの市販4スト単気筒には見られない思い切ったコンセプトが感じられる。
最高出力は31ps(23Kw)/10000rpm、最大トルク2.4kgf-m(24Nm)/8000rpmと、XR250の28ps(21Kw)・2.6(25Nm)やKLX250の29ps(21Kw)・2.5(25Nm)と比べてもワンクラス上のスペックだ。
国産のオフロード車として初となる市販のアルミフレーム採用も大きなセールスポイント。乾燥重量は123kgとXRやKLXよりも重くなってしまったが、これは新しい騒音規制に適合させるためのマフラーが大きな要因だろう。
それから排気ガス規制への対策として、インジェクションとEXUP(排気デバイス)、の採用はクラス初。しかしながら扱いやすさと燃費・エミッションを考えると、もうキャブレターでは達成できない性能が求められているのだ。セルスターターのみでキックペダルを廃している思い切りも、時代を反映している。
サスペンションもやはり市販モデルとしては贅沢な内容になっている。倒立のフロントフォークはチューブ径46mmでストロークは270mm。リアショックは伸・圧両方の調整機構を備えたリンク式。さらにストップウォッチや距離補正トリップが付いたデジタル液晶メーターも採用。
素晴らしい走りのフィーリングを期待しないわけにはいかない。
<主要緒元>WR250R [内は250X]
全長×全幅×全高=2,190[2,125]×810×1,235[1,190]mm
ホイールベース=1,425[1,435]mm
最低地上高=300[260]mm
シート高=895[870]mm
キャスター=27°20’ [26°81’]
トレール=81mm
重量=123[125]kg(乾燥)
エンジン形式=水冷4バルブDOHC単気筒
総排気量=249cm3
ボア×ストローク=77mm×53.6mm
最高出力=31ps(23Kw)/10000rpm
最大トルク=2.4kgf-m(24Nm)/8000rpm
燃料供給装置形式=電子制御燃料噴射式
点火方式=T.C.I式
変速機=常時噛合式6段リターン
クラッチ=湿式多板(油圧式)
燃料タンク=7.6リットル
フレーム形式=アルミ セミダブルクレードル
ブレーキ =前・油圧式シングルディスク /・油圧式後シングルディスク
タイヤサイズ前= 80/100-21M/C 51P [110/70R 17M/C 54H]
タイヤサイズ後= 120/80-18M/C 62P [140/70R 17M/C 66H]
サスペンション=前 テレスコピック /後 スイングアーム
■メーカー希望小売価格=\701,400 [\732,000](消費税込み・運賃別途)
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