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Hondaエコノパワー燃費競技全国大会レポート

燃費がリッター2979km!?驚異の燃費競技/BBwebも参加!しかし…


10月2日、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ(オーバルコース)にて、「第25回 本田宗一郎杯 Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」が開催された。エコノパワーとは、理工系の学生なら皆知っている、鳥人間コンテストや甲子園に匹敵する大イベント。全国から究極の低燃費車が集まり、燃費を競う大会だ。日本一を決めるこの全国大会で、今回最優秀賞を獲得したA.T.E SCHOOLさんの燃費を見ると、途方もない数字が叩き出されている。なんとリッター当たり2979.580km。1リットルのガソリンで3000km弱も走ってしまう、ということである。ちなみに筆者のオートバイ(カワサキW650)は、どんなに頑張ってもリッター25km位で、これでも大型オートバイとしては優秀な方である。同じガソリン量で120倍もの距離を走ることができる夢のようなマシン達は、一体どのようなメカニズムで走っているのだろうか。  


■エンジン音が聞こえない!?

大会が始まると、時間差でマシンがスタートしていった。究極の軽量化が行われている車体は、みな信じられないくらい小さい。どこにひとが乗っているのか分からなくなるほどだ。当日は10月とは思えないくらいに気温も上がっており、ほとんど身動きのとれないコックピットの中で汗だくになりながらスタートを待つ選手達を見ると、思わずアイスを食べさせてあげたい!などと考えてしまうのだが、おそらく「そんなものを食べたら車体が重くなります」と冷静に返されてしまうのだろう。そのくらいの緊張感である。
取材場所を変え、スタート地点からコース上のストレート部に移動。走っている車体が目の前を通り過ぎていくと、なんだかおかしい。やけに静かである。というより、どんなに耳をすませてもエンジン音が聞こえてこない。何台か見送っているうちに、もう失速して止まってしまいそうな車体があらわれた。すると目の前で「…ブルルンッ、ブロロロ…」止まる寸前にエンジンをかけて、加速していったのだ。ナルホド。いくら軽量化してもエンジンを改造しても、エンジンをかけっぱなしではリッター3000kmも走るはずが無い。この競技では必要な時だけエンジンを始動させ、あとは余力で走るのが常識なのである。こうなるとドライバーの腕に左右される難しいレースなのだろう、と感じた。  





スタート前には厳密な燃料調整が行われる

よくよく見ると、カブのエンジンを改造したものであるのがわかる。


炎天下の中、じっとスタートを待つ選手。とても暑そうである


■様々なアイディアから生まれる、多種多様なシャシ  

仕組みもわかったところでじっくりと観察することにする。実はこの後、「マスコミ対抗!30分エコ耐」なるレースが行われるため、予習をしておこうと考えたのだ。マスコミ対抗レースは、出荷時と同じノーマル状態のスーパーカブにライダーが乗り、燃費を稼ぎつつ周回数を競うというもので、この大会を大幅に簡素化したようなものだ。しかし、今目の前で行われている本レースはあまりにも特化しすぎている。車両に手を加えられない以上、参考になることは少ないと思い、ただ眺めていることにした。と、しばらく見ているうちに参加車両の個性的なシャシが気になりだした。種類を大まかに見ると、空力を考えたボディでお金も相当かかっているであろう「本気チーム」や、面白い車体で目立ち度満点の「ウケ狙いチーム」また、明らかに予算は無いのだけれどそれを工夫で補っている「サイフもエコ耐チーム」などに分けられるようだ。これは、鳥人間コンテストとどこか似ている。また、空力が良さそうな車体の中にも、飛行機のように徹底した流線型をしているもの、また最低地上高が1センチくらい究極のシャコタン車両もあり、バラエティーがあって非常に楽しいのだ。  


大会結果は、こちら!
http://www.motorsportsplanning.
co.jp/ecorun/25th/result/
resultop.htm
 





チームによってカタチは様々


無音で通り過ぎるので、とても不思議

この中に選手が乗っているのである。そうとうハードであろう

■マスコミ対抗レース。…申し訳ありませんでした!!  

そして、マスコミ対抗30分エコ耐の時間がやってきた。ライダーは僕(川又航)と先輩のコナパン。なんとライダーの中には宇川選手もいらっしゃり、緊張。握手をして頂き、嬉しくなる。スタートはル・マン式なのでコナパンに車体を支えていただき、スタート!オーバルコースを走るのは初めてだったのだが、果てしなく平らな道をカブでのんびりと走るのは不思議な気持ちだった。コナパンも僕もかなり軽量なので、全開で走りながら燃料の残量を確認しつつ走ることに。そして3周回を終えてコナパンさんと交替したのだが、その後悲劇は起きてしまった…
はるか最終コーナーから立ち上がって来るコナパンらしきライダー。それを認めたその直後、パイロンや陽炎、そして何台も重なって見える参加者の並びが一瞬にして乱れたと思ったら、どこかのライダーの両足が宙に舞った。はっきり言って僕も編集長も顔が蒼くなりました。場内アナウンスも「オオ〜っとぉ!どこかのチームが接触転倒したようだぁ!」と絶叫。なんと、彼女がコースを間違ってしまい、あわてて戻ろうとしてモトチャンプ編集部さんのオートバイと接触。大転倒させてしまい、ウチももちろん転倒してしまったのである。
幸いにして大事には至らなかったのですが、当然両チームともリタイヤ。エコ耐で初の大トラブルにしてしまったのであります。
モトチャンプ編集部の皆さん、そして主催者をはじめとする関係者方々に、心からお詫びを申し上げます。反省を知らない女として恐れられていたコナパンも、今回ばかりは大いに反省しています。
「どんなレースもなめちゃいけないわよ」(コナパン談)






スタート前。余裕しゃくしゃくである





タンデムスタイル編集部さん。
走りもスタイルも目立ちまくりでした


とてもグラマラスなお二人は
チーム名「ミスターバイク『DB』重量ズ」



そして…



モトチャンプさん、ごめんなさい!!


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