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第三話:スティーブ先生とクワガタ君

<文・川又ワタル / 写真・デーブ高山(月刊ARJ編集長)>

7月某日。デーブ高山さんから連絡が入りました。
デーブ高山(以下DB)「…もしもし。あの件です。明日、いいですか?」
ワタル(以下ワ)「…ええ、もちろん。場所は?」
DB「詳しくは、会ってからですね。それでは、7時に例のT字路で」
「わかりました。詳しくは、会ってからということですね。また同じ服を着て行きますので、それが目印です。それでは、…ガチャンツーツー…」
と、どこぞのスパイのような会話を交わした僕は、来たる第二回オフロードに備えて準備を始めました。

前回装備について前回学んだことは、
・タオルを持って行く
・濡れたりホコリが入って困るものはビニール袋に入れて行く
・グローブは薄手の蒸れないものにする
・ブーツはサイズの合ったものにする

この4点だったので、まずタオルとビニール袋はバックパックに入れてOK、そしてグローブとブーツはコナパン(http://www.bornbikers.com/topics/event/15.htmlを参照)から借りることにしました。


ここんところの雨続きでカッパがダメになってしまいました。ちょっと走っただけで中までビショビショです。

当日起きると、外は土砂降りの雨。梅雨なのでしょうがないすけど、やっぱりテンションは下がります。でも、デーブ高山さんはきっといつものハイテンションで登場するはず!ということで気合いを入れて、まだ生乾きのカッパを着込んで出発しました。

例のT字路に着くと、しばらくしてデーブ高山さんも到着しました。
DB「おはよう、クワガタ君!!」
「はぁっ??なんですかそれ?」
DB「うちの娘に『カワマタ君と出かけてくる』て言ったら聞き間違えて『なんでクワガタ君と友達なの〜?』って言うんだ。だから、君は今日からクワガタ君。」
「はぁ…昆虫ブームなだけに、子供からの支持は得られそうな名前ですね」
DB「ところで今日は河川敷のコースで練習しようと思ってたんだけど、この土砂降り大丈夫かな?ま、とりあえず行ってみよっか!」
「えっ今日って河川敷なんすか…流されちゃうんじゃ…」

そして走ること1時間。都心が渋滞していたので高速を使って郊外へ出ました。余談ですが「セロー250は高速道路走行も考えて設計されている」という話、あれは本当だなと思いました。前型のセロー225で高速に乗った時はひたすら一番左の車線を遠慮がちに走るのが精一杯といった感じで、時速100キロなんて出したら疲れてしまいました。

しかしこの新型250は100キロ走行でもまだ余裕があり、追い越しも軽々こなしてくれるのです。これは好感触!なんてったって、林道ツーリングとはいっても全行程の8割を占めるのは舗装された道路ですから、肝心のオフロード以外の行程で疲れちゃったら気持ちも萎えちゃうと思うんですよね〜。

さて、河川敷近くにある「道の駅」に到着しました。すると、トラックに速そうなバイクを積んだ、見るからに玄人の方が到着しました。
DB「紹介するよ。この人はクワガタ君。そして、この人はスティーブさん。今日はスティーブ先生がクワガタ君に色々教えてくれるよ!」
スティーブ先生(以下先生)「クワガタぁ?まあいいや〜、よろしくー!」
「ク、クワガタです。よろしくお願いいたします…(ちきしょー恥ずかしいぜ…)」





河川敷へ到着すると…相変わらずの雨。そして水たまりが多いです。本当に大丈夫なんでしょうか?
先生「ん、大丈夫そうだね!じゃ、適当に走ってみなよ!」
「えぇぇぇ大丈夫なんですか??…わかりました、行ってみます!」

走り出してしばらくすると、大きな水たまりが道をふさぎました。昨日からの雨で水たまりの中はすっかり濁っており、どのくらいの深さがあるのか見当も付きません。おそるおそる入ってみると…ウワッ!!!!
なんとステップが水に浸かるくらいの深さがありました。恐ろしくてしょうがないので、足をベタベタ付きながら(ほとんど歩きに近かった)なんとか一周しました。泥が洗い流されて砂っぽい感じだったので、意外とタイヤがグリップするのが唯一の救いでしたね。体はもちろんガチガチ、恐怖のあまり腰は完全に引けていたので、さぞかしリヤ荷重になっていたことでしょう。

「ゼェゼェ…無理っす!!!水たまり、深すぎっす!!!」
DB「でも戻って来れたじゃん。じゃ、平気だよ。」
先生「そうだね。僕もさっき走って様子を見ておいたんだけど、大丈夫だと思うよ。じゃあ、次はスタンディングでいってみようか」
「マぁジでぇぇぇ!!?」
雨の中の特訓は、まだまだ続くのでありました。

<次回へ続く>


丁寧に教えてくださったカメ先生。ありがとうございます!!

スティーブ先生について
今回、そして次回も色々と教えてくださるスティーブ先生こと亀田さんはなんと!バハ1000マイルを完走したというホンモノのオフローダーです。そして今年(2006年)の12月にはパリダカにも参戦予定という、スゴいお方でした!!
(詳細は公式ホームページにて。
http://www.steve-kamechan.net/
こんな僕なんぞを教えてくださるなんて、本当に感謝感激雨アラレであります!!
続きを読む!(第4話)


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