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TRIUMPH スクランブラー
余裕のトルクで街中を駆け抜ける!
 トライアンフ伝統のスタイルを持つ現行ボンネビルをベースに、'50年〜60年代のオフロードモデルを彷彿とさせるサイドアップマフラーやアップハンドル等を装着したのが、この「スクランブラー」だ。

 エンジンはスラクストンと同じ865ccを搭載しトルク重視型にリファインされている。スラクストンが6,400回転で最大トルクを発生させるのに対し、スクランブラーは5,000回転で最大の69Nmに達する。見た目だけでなくエンジンもオフロード的な性格になっているのだ。…と聞くとついついオフロードに持ち込みたくなるが、トライアンフジャパンの方にお聞きしたところ「あくまでスクランブラー『イメージ』ということで設計しているので、オフロード走行は想定した設計になっていません。それにハンドリングもどちらかというと安定指向なので、オフロードを積極的に走ろうという気にはならないと思います」というお話だった。

 そこで、このモデルを走らせるにふさわしいであろう「街乗り」をメインにテストしてみた。すると、この865ccツインから生み出される豊かなトルクと安心感あるハンドリングがとにかく楽しい。街乗りに限定すれば何もここまでの排気量は必要無いのだが、低回転から扱いやすいのでストレスを感じることはなく、アクセルを開ければ余裕のトルクで押し出してくれる。
 排気音はかなり抑えられて振動も少ないのだが、鼓動を感じることができ、一発一発が地面を蹴っている感覚が感じられた。
 825mmというシート高にサイドアップマフラーを装着しているので足付きやポジションはお世辞にも良いとは言えないが、スタイルを優先させた結果と割り切るべきだ。細心の日本製マシンには感じることのできない無骨さとデザイン、そしてトライアンフに乗るというステータスを楽しむ、大人の為のオートバイなのである。





<TRIUMPH スクランブラー主要諸元>
エンジン形式: 空冷DOHC並列2気筒・270度クランク
総排気量: 865cc
最大出力: 55PS / 7,000rpm
最大トルク: 69Nm / 5,000rpm
全長×全幅×全高: 2,213×865×1,202
ホイールベース: 1500mm
シート高: 825mm
乾燥重量: 205kg
始動方式: セル
ブレーキ型式: [ フロント ] シングルディスク [ リヤ ] シングルディスク
タイヤサイズ: [ フロント ] 100/90-19 [ リヤ ] 130/80-17
燃料タンク容量: 16.6L
価格: 1,228,500円

MODEL:トーマス木戸
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