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しかし、どれだけ韓流ブームであろうと、バイクが韓国製だと聞けば少なからず不安を覚えるのが殆んどのライダーだろう。もちろん差別とかそんなことではなく、国内メーカーが長い年月と多額の予算を注ぎ込んで開発を重ね、名実ともに世界一となったものを簡単に超えられえるとは思っていないからである。そういう意味では、やはり国産車のほうに一日の長がある。
しかし、ラップタイム的な速さに直結するようなハナシでなければ、このGT650も十分ライバルとなり得るのである。
例え同じVツイン650ということでかつてのスズキSV650と比較すると、レスポンスや高回転域の伸びでおよばないなのは否めないが、トルクは豊かで、早めのシフトアップでも、ずぼらな操作にもエンジンはしっかりとついてくる。
普通に飛ばす分にはフレームの剛性も十分で、ブレーキにも頼りなさは感じられない。
印象的なのはハンドリングの素直さで、イン側のステップ荷重により、フロントはカクン、カクンと気持ち良く舵角がつく。このクラスとしては標準よりもやや細めのタイヤ選択も、この軽快感を後押ししている。
コンパクトな車格とあわせ、実用車にも似た高い信頼性と使い勝手を備えている印象である。韓流ブームの一因として、韓国の人々の持つ素朴で飾らない国民性があるようだが、それは日本人が忘れた古き良き時代を思い起こさせるさせるのだそうだ。韓国で生み出されるこのGT650にも、そんな優しさがあるのかもしれない。
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